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先週1週間は、とてもばたばたしていました。
というのも、 娘達の通う現地校で、週末の土曜日に、 ”Japan Relief Benefit Concert”が行われたからです。 ことの始まりは、娘がアフタースクールに習っている和太鼓の先生が、 学校の舞台で、日本のためにチャリティーコンサートをさせてもらえないだろうか?と、学校にお願いされたとことから始まりました。その話を聞きつけた5thGradeの1人の担任の先生が、クラスでチャリティーについての勉強にもなるので、サポートさせて欲しいという話になり、娘のピアノの先生も中に入り、子供たちによるパフォーマンスを織り交ぜて、学校の近所の方々にも来て頂けるようなコンサートにしようという事に話がまとまっていったようです。 もともと、日本人のお友達のお母さんとも、日本のために学校でBake Saleでも出来たらいいね。と話していた事もあり、コンサート当日にBake Saleをする事が決まり、喜んでお手伝いする事となりました。 そして、プログラム作成のお手伝いもする事となり、ばたばたしていたという次第です。 プログラムは印刷代の削減のために、必要ないのではないかという事だったのですが、 ちょうどコンサートの終了が6時という事で、夕食の時間帯となるため、プログラムの紙を見せたら、当日に限り、食事代を10%offにしてもらえるという特典を作ったらどうかというアイデアがあり、学校近くのレストランと交渉したら、快く応じて下さるところがたくさんあり、急遽作成する事となったのです。有名なレストランも入っていたので、行かれた方も多かったかもしれませんね。結局、印刷代は、業者の方のご好意で無料にして頂いたようです。 コンサートの前日にプログラムの最終原稿が仕上がり、ほっとするのもつかのま、次の日のBake Saleのために、何を作ろうかと思いめぐらせて、少し日本的なもので買ってもらえそうなものをと思って、 ・ 抹茶ホワイトチョコチップクッキー ・ スマイルクッキー ・ ココナッツ餅(我が家の定番) アメリカ人の旦那さんが、白色だと食べなかったけど、ピンクだったらおいしいと言って食べたという話を聞き、少しでも売れるようにピンクに着色しましたよ。 に、決定。 買ったものを持っていっても良かったのだけど、 上手くないくせに、手作りが好きなので、ついついはりきって作ってしまう性分なんです。 ココナッツ餅の画像はないけれど、こんな感じに仕上がりましたよ。 アメリカンサイズにしたため、なんと1枚10cmくらいあります! スマイルクッキーは、男の子、女の子と2種類作ってみました。わかるかな? 違いは髪の長さだけ! 現地の方々も本当にたくさんのベークグッズを持ってきて下さり、すごい量のお菓子が並びました。 大人だけでなく、子供達も売るのを手伝いました。 はじめは、1つ1ドルで売っていたのが、終わるころには、売り切るのに必死で、4つで1ドル、紙袋に入るだけいれて2ドルに、という具合にしないと売り切れないくらいのたくさんのお菓子でした。 そして、学校近くにあるシアトルではとても有名なTop Pot Dounuts というドーナツやさんからもドーナツが6ダース程寄付された他、スターバックスからもコーヒーがタンクに一杯いれて寄付されたり、日本人がオーナーのパティスリーからも焼き菓子が寄付されたり、盛りだくさんでした。 そんなわけで、Bake Sale、大成功となりました。 なんとBake Saleの売り上げは、わずか数時間で1400ドル以上にもなりました。 Bake Saleは、もちろん脇役で、メインはコンサートなのですが、 日本人の子供達による例のソーラン節、和太鼓の演奏、以前ご紹介したFamily Concertの出演者の方々による演奏とダンス、日本人声楽家の方による歌、現地校のコーラス部による歌、生徒や先生方による演奏など盛りだくさんでした。幕間には、5th Gradeの生徒さんによる震災に対する思いを綴った詩の朗読もありました。 また、お習字体験コーナーも設けられて、自分の名前をカタカナで書いたりなど、人気でした。 ほとんどお一人でお習字コーナーを担当されてたお友達のだんなさん、お疲れさまでした! コンサートの入場料は無料で、募金箱を入り口に設置し、寄付を募るという形でした。 そして、集まった寄付金の総額は、なんと、6200ドルを超えていました! 集まった寄付金は、Peace Winds Americaに寄付される事になっています。 たった数時間のコンサートで、こんなに多額な寄付金が集まるなんて、本当に驚きでした。 コンサートの企画から実施まで、中心になってすすめて下さった5th Gradeの先生、和太鼓の先生、娘のピアノの先生、Bake Saleの中心にたってすすめて下さったお友達、皆さんの苦労を知っているだけに、その情熱が実を結び、本当に私も嬉しく思いました。 中心になってすすめていけるような力は、私にはないけれど、少しでも力になれるように微力ながら、英語の先生や、息子のpreschoolの先生、クラスメートのお母さんや、学校近くに住むお友達に来てもらえるよう宣伝したりしたのですが、皆さん、とても協力的でした。 英語の先生は、自分はその日行けないので、自分の代わりに募金箱に入れてほしいと、お金を託して下さったり、周りの方の温かさを感じました。 コンサートに来てくれたこちらに長く住むお友達からも、 「子供たちの真剣な姿に心うたれたのか、日本を感じたからなのか、わけもなく涙があふれてきた」という言葉を頂き、とても嬉しかったです。 日本のために、大人も子供もみんなが力をあわせて、1つの事を成しとげられたという嬉しさと、皆さんのご好意がとても身にしみた出来事でした。 自分が誰かに助けてもらったら、相手が困っている時、誰かが困っている時、またその人を助けたいと自然に思える、そんな助け合いの心を子供にも感じてほしいな。
by sachijunmitsu
| 2011-05-05 16:53
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